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吸音率を持つ不燃仕様のパネルとウォールを販売

 コクヨ㈱は、吸音率を持つ不燃仕様の「ACOUSTIC WALL(アコースティックウォール)」を開発、吸音パネル(パネルタイプ)を202312月上旬から、壁面施工型吸音壁(ウォールタイプ)を20241月上旬から販売する。

 同製品は不燃クロスを採用しているため、建築基準法上の内装制限を気にせず設置することができ、パネルタイプは、マグネット付きであるため既設パーティションに簡単に取り付けられる。サイズは900×900㎜、450×450㎜の2つ。ウォールタイプは、壁面やパーティションに設置可能で、施工する壁の種類を選ばない。カラー9色用意している。

 吸音率については、残響室法吸音率試験において残響室法吸音率が0.95500Hzと吸音性能が高いため、空間の反響音や残響音時間の低減に効果を発揮するという。

左がウォールタイプ、右がパネルタイプ

コロナ禍の影響でリモートワークが増え、音環境への関心が高まっており、反響音への対応のニーズが求められていることから、ACOUSTIC WALLの開発に至ったという。

 建築基準法では内装制限を定めており、劇場やホテル、百貨店などの特殊建築物や大規模建築物については内装制限の対象となる。

 大規模建築物については、階数と床面積ごとに制限されており、3階建て以上で延べ面積500㎡超え、2階建てで延べ面積1000㎡超え、1階建てで延べ面積3000㎡超えについては、居室に難燃材料を、通路・階段には準不燃材料を使わなくてはならない。

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